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ドライブ/Drive@青白く燃え上がる狂気『タクシー・ドライバー』を思わせるviolence fantasy

2012-04-09 | 23:27

昼間は映画のスタントマンで夜は武装強盗の逃亡を助ける天才ドライバー。
そんな寡黙で孤独な男が一人の女性と出会った先に遭遇する暴力の嵐・・・

もう同じような設定の映画、何本観たことでしょう。
ありきたりというか手垢の付きすぎたお話しで、好意的なレビューがなければ絶対に観なかったであろう作品。
正直、賞賛の嵐となっているレビューを読んだ後でもね。
行くの迷っていたわけですが、観てビックリ!
なんとこの映画はあの傑作「タクシー・ドライバー」へ捧げられたオマージュ、21世紀のロサンジェルスから20世紀のニューヨークへと手向けられたcoolなviolence fantasyだったよ。

題名からもカー・チェイスが中心の映画かと思うでしょ。
確かにそういうシーンあるんですが、そっちにはあんまり奇想天外な絵柄はない。
逃亡するシーンとか、けっこうリアリティ追及路線で、その分観客はもっともらしく感じる訳ですが、そのもっともらしさを生々しい暴力シーンに生かしていく。
あまりこの手を見慣れていないお客さんが、ひーひー言っていたということをご報告しておきます。

主人公を演じたライアン・ゴズリングは、無駄に顔が長い印象で、いつも楊枝をくわえているのが田舎臭くてバカ

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Theme : ★おすすめ映画★
Genre : 映画

キラー・インサイド・ミー@何故、気味の悪い映画や小説が芸術なのでしょう

2012-03-23 | 23:49

パルプ・フィクションのドストエフスキーと呼ばれるジム・トンプスン原作「内なる殺人者」の映画化作品です。

主人公ルー・フォードを演じるケイシ―・アフレックが光る演技を見せて、なかなか印象的な作品になっています。
カメラも相手役の女優連も周囲をかためる俳優たちも、いかにもそれらしくて傑作として名高い原作に恥じない一品に仕上がっていると感じました。

結局、ジム・トンプスンが生前に名声を得られなかったのは、あまりにも簡単に人の暗黒面を描いたからです。
極めてシンプルに、難しいこと一切言わず、狂気なんてそんな仰々しいモノじゃないよ。
ほら、そこにある、と投げ出してみせた。
あまりさりげなく、それでいて充分おっかない不条理な作品を描いたから、読者は戸惑い伝わり難かったという皮肉。
これをもう少し文学臭たらたらで描けば生前でも評価されたろうに、ということですが、そうしていたら逆に死後20余年を経てからこんなにも評価されなかったであろうというね。
人生は難しいですな。
原作は非常に楽しく読ませてもらったんで、それが立派な映画になっていて嬉しい発見でした。

ps
娘と一緒に観ていたんですが、生々しい女性撲殺シーンで目を背けていました。
「これはノワール小説と呼ばれる分野では有名なジム・トンプスン原作なんだ」
「こういうシーンは嫌だね」

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Theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
Genre : 映画

座頭市血笑旅@男も変わったけど、今と昔じゃ女性もやっぱり相当違う

2011-11-16 | 18:34

座頭市の映画を順番に観ている。
娯楽映画ってのは、抜群のヒーローさえいれば、簡単に成立するんだな、と誤解したくなる作品がそろっている。
ま、その「抜群のヒーロー」を存在させるのが、難しんだろうけどね。
この映画は8作目。
監督三隅で音楽は伊福部昭で、赤ん坊とスリの女性が市に絡んで特に泣かせる作品です。
勝新の市の値打ちは、哀愁と凄みが両立している点ですね。

で、このシリーズ、他にもう一つ気づいたことに、女優がみんな色っぽいんだ。
なんかなよなよしているとこに、男心をソソラレルというか。
私はそういうモノには鈍感な方と自負していたんだけど、この位はっきり出ていると感じざる得ない。
出てくる女優さん、女優さん、最近には見ない色気を醸し出している方が多い。

最近の女優さんは、みんなとても綺麗だし、スタイルも良いけど、この時代(1964年頃の映画です)みたいな「女の雰囲気」って乏しいよね。

本日は休日なれど、朝から勉強会に行った。
この勉強会が経済的に報われる日が来るか来ないか分からないけど、勉強を続けるしかない日々だ。

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Theme : 邦画
Genre : 映画

座頭市物語、続座頭市物語@手向かうぜ、見当つけて斬ってきな

2011-11-02 | 23:54

座頭市のデビュー映画とその続編です。
モノクロであり、撮られたのが1962年と日本の田舎がまだ時代劇を撮るのに、不自由ないほど残っている時代でもあり、監督が三隅研次と森一生という高い美意識の持ち主だったということもあり、場面、場面が極めて端正な美しさをたたえ、さながら日本画を見ているようでありながら、ダイナミックな時代活劇としても優れているという稀有な映画です。

見ていると夢中になってしまって、私にとって時代劇の最高のヒーローは、やっぱり座頭の市っつあんだなあ、と感じ入ります。

座頭市は、盲目で貧しげな按摩で、ヨタヨタ歩いているから、偉ぶった嫌な奴らからは侮られる。
侮りに逆らえば、敵は暴力で来るんですが、絶対に勝てると思った盲人に鎧袖一触。これが気持ちイイ!
最も低い場所から跳ねるから、座頭市の居合い斬りは最高のカタルシスを生むんだよね。
感動とか衝撃は落差だからさ。

それにしてもこの類稀なるヒーロー像を創造した、俳優勝新太郎は天才です。
彼が演じた瞬間に、稀代のヒーローは、まるでずっと前から実在したかのように、カメラの前で生まれたんだよ。
すべては彼が一人で造りだした。
ヨタヨタした歩きかたから口ごもるような口調で話していたかと思うと、一転、滲み出る尋常でない殺気。

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Theme : 日本映画
Genre : 映画

トランスフォーマー  @アメリカのオタクは半端じゃない!

2008-09-19 | 21:50

この映画、公開当時のCMでは、突っ走る自動車が、ガチャガチャとロボットに変身!
なるほど、アイデアですねえ、でもこのロボットの形、日本でやっている子供向けの変身合体戦闘ロボットみたいのに、よく似ているなあ、と思ったら、原案が、アメリカでヒットしたタカラトミーの玩具・アニメーション・コミックシリーズだったんですね!

後はスピルバーグ製作総指揮、マイケル・ベイのVFX大作なんだから、アクションと変身シーンだけ見てお仕舞いかな、と思ったら、上映時間が145分とある!

ヘンシーン!っての見て終わりの映画にしては長いでしょ。
間が持つのかな、と思ったのは杞憂でした。
スピルバーグとかマイケル・ベイクラスになると、もう何でもきるのな。
砂漠での戦闘シーンから、もう陰影と迫力に満ちた本格派で、青春のほろ苦シーンもセリフ段階から手抜きなし、追っ掛けっこであっという間に時間が過ぎ、でもこれでストーリーも切れスジかな、と思えばこそ、手筋を繋ぐ手腕は、竜王挑戦者決定戦での羽生善治みたいな奥の手全開で、クライマックスなんて、予想を遥かに超える激闘の映像に、食事の手が止まりましたよ。(子供じゃないんだけどね)
向こうのオタクはプロだ。根性が座っている。

以下、アメリカ文化への覚え書き

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Theme : アメリカ映画
Genre : 映画

ダイ・ハード4.0   爆笑必至!  ハリウッド映画はこうだよね!

2008-09-12 | 22:44

還暦過ぎてもボクシングのリングに上がらせるのがハリウッド流なんだから、50を超えたNY市警のポリスが、サイバー・テロリスト相手に孤軍奮闘してもなんら問題はない!でしょ。

ただブルース、頭髪もすっかりお見限りで、映画の題名も4だからね。
シリーズ物も、2とか3ならまだ許容範囲と思えても、4となるとさすがにマンネリの心配がつきまとう・・・特に3はなんだかもうイイよ、って印象だった。
しかも今回は相手が大規模サイバー・テロリスト軍団!
サイバー方面が得意分野の敵役だとなんだかオタク臭が漂って、肉体派のブルースとは咬みあわないんじゃないって危惧もあった。
ボクシングの試合でもあるんですよ。
いい選手同士でも、なんかファイトがすれ違いって時がですね。

ところがどっこい、そんな心配は一切無用のノンストップアクション映画でした。
最初のころこそ、いきなり襲われるブルースは命からがらの反撃で、もう年だしなあ、の感もあったのですが、物語が進むにつれてその戦闘能力はサブプライムローン証券並みにレバレッジが掛かり飛躍的に増大!(笑

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Theme : WOWOW
Genre : 映画

ザ・シューター/極大射程  読んでから観ろ!

2008-08-10 | 14:39

原作がスティーブン・ハンターです。
S・ハンターといえば私にとっては「真夜中のデッド・リミット」
この本、伊勢志摩観光ホテルに行った時読んだのですが、あんまり面白くって「美味しんぼ」でも絶賛されていたアワビのステーキの記憶も飛ばされてしまいました。
風景の記憶もない。
あるのはただ「真夜中のデッド・リミット」の興奮と、ラスト電車の中で泣いた感動のみ・・・

ところがその後のハンターは、「ダーティホワイトボーイズ」などがあまり趣味に合わずちょっと疎遠に・・・この映画もただひたすら遠くを狙い撃つ、狙撃手の話なんでしょ、とあまり期待しないで観始めたのですが、主人公にボブ・スワガーの造型も素晴らしく、スピーディな展開に、狙撃銃の薀蓄も豊かですっかり堪能!
今はなんで原作先に読まなかったかなあ、と後悔しきりです。

話は、すべては故国アメリカの為と秘密裏のミッションを実行中、作戦司令部の裏切りに合い、相棒を失くし、隠遁した人公の元に、大統領の狙撃情報があるから、狙撃の名手の側から見て危険を指摘してくれとの依頼が・・・
すっかり隠遁を決め込んでいたスワガーですが、愛国心を揺さぶられ再び立ち上がります。
そして・・・
次第に明らかになる、あまりに巨大な陰謀と敵の存在。
巧妙極まる罠に落とされたスワガーは、巨悪に打ち勝てるのか?

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Theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
Genre : 映画

ターミネーター2.名キャラクター、T1000型のスピンオフが欲しい!

2008-06-28 | 22:29

SFアクションとして完璧な映画ですよね。
スリリングに始まって、意表を突つアクションに次ぐアクション。洒落た演出から、計算しつくされた脚本に、呪わしいほどの恐怖があり、手に汗握る緊迫があり、出演陣のシュワルツネッガーもサラ・コナーも完璧。
そしてヒューマニズムに満ちた感動のエンディング。

あの名曲として定着した音楽まである。

この映画に関しては、語ることがあまりにも多いので、今回は一回きりの敵役としてはあまりに惜しいT1000型ターミネーターについて、スピンオフ作品をぜひ見たいという要望を書きます。

映画はその歴史の中で、実にいろいろな架空のキャラクターを生みだしましたが、このT1000型はあまりに過小評価ではないでしょうか。
炎上したトラックの炎の中から蘇り、銃で撃たれても水銀様の穴が開くだけで復活。
完全に変身して別人になり変わったかと思うと、腕をナイフに変え一瞬で相手を殺戮。
エレベーターでは腕を鍵爪にしてこじ開け、クルマに追いすがり、廊下と一体化して侵入するとかなんて究極の忍者じゃないですか!

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Theme : 今日観た映画
Genre : 映画

資金源強奪@深作欣二

2008-04-13 | 20:57

タランティーノやジョン・ウーに崇拝されてる深作監督。
確かに「仁義なき戦い」は凄いと思ったけどさ、後はそれほど印象的な作品もなかったんで、この映画にも期待はしていませんでした。

さらに主演は北大路欣也。
私、この人も眼がギョロギョロしていて、ピンとこないんですよ。
よって観る時の扱いは最下層。
食事しながらのぶつ切りの、ながら見となりましたが、イヤー面白かったです。

話は北大路欣也が川谷拓三、室田日出男を連れ立って、大手組織暴力団の花会を襲撃!
山と積まれた大金を強奪しようという強引な展開。
のっけからマスクを被った3人がモーターボートに乗って川を疾走!
たった3人で、複数の組織暴力団相手に何ができるのか?現実感ないなぁ、とシラケ気味だったんですが、襲撃シーンから深作流の激流に呑まれたようなカメラーワークと、人が入り乱れる迫真の演出は絶好調!

そして北大路欣也も川谷拓三も良いんだ。
北大路はどこまでもタフでクールで冷酷非情で執念深くて、なんだか大藪春彦の描く主人公みたいだった。
川谷拓三がまた少し頭が足りなくて、度胸があるんだかないんだか、でもキレスジなのは確かなチンピラそのもので、もう説得力というかリアリティ満点!
二人とも、すごくイキイキしているんですよ。

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Theme : 日本映画
Genre : 映画

頭文字D  THE MOVIE

2008-01-08 | 00:11

しげの秀一さん原作の映画化ですが、監督、脚本、主演などが中国、香港系のスタッフで構成され、私も嫌だな、と思いましたし、特に原作に愛着のある方はこだわりたいという気持ちは理解できますが、これも日本車の生んだ文化の海外渡来だ。彼らなりの精一杯の解釈だ、と広い気持ちで楽しみたい1本です。

主演のジョイ・チュウのクールな表情は印象的でしたし、峠のレースシーンは抜群です。
私は言うまでもなくこんなレベルではないですが(この対向車線にはみ出しまくりのドリフトは完全に犯罪です)、峠の走りは大好きで、未だに行ってしまうと燃える方なのですが、舞台が日本ということもあり、今まで見たあらゆる映画の中で、自分が走った時の実感に最も近いリアルな印象を受けました。

また日本の日常風景も欧米系の監督より遥かに良く撮れていたと思います。
コンビニ前や夕焼けの山道、豆腐店の前など違和感なかったです。
確かに俳優さんたちの醸し出す香港系の香りは濃厚でしたが、良いじゃないですか。
この映画は、まさに日本車ファンの日本車オタクが作ってくれた映画なのです。

86、FC、GT-R、エヴォ・・・みな素晴らしい名車たちです。
日本の本当の敵は外国でなく、日本国内に日本人としているように、日本車の生んだ豊かな

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Theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
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