「日常を異化する」幻想ファンジー小説の短編集ですが、顕著な特徴があります。
それは女性特有のニュアンス、感性が非常に強く発露された作品集だということです。
読みながら、どのように説明すればいいかな、と思っていたのですが、著者自身が、「石造りの円形図書館」(ああ、この題名だけでもボルヘスの「円環の廃墟」と、「バベルの図書館」がいかに強く思い起こされることか。そしてあくまで抽象的な概念の構築に傾く男と、直に生命に触れたがる女の性の、なんという違い!)に書いてあるので一部略して引用します。
「石造りの図書館」は廃墟なのですが、それを発見しようとする著者自身の投影は、
「彼らの書物に接することができたら!夢にも思わないようなすばらしい物語をそこに発見できたら!たとえば恋物語で、まったく異質の愛が登場する・・・我々が思いもしなかったような熱情、我々の愛着よりも持続する愛、我々のセクシャリティー以上に世界を揺るがすもの。・・・」と語ります。
この作品集のエッセンスはこれです。
人類でない(ファンジー上の生き物に近いような)、何者かとの愛。何者かへの愛、人の概念を超えた形式の愛、そんな物語がつまっています。
それは女性特有のニュアンス、感性が非常に強く発露された作品集だということです。
読みながら、どのように説明すればいいかな、と思っていたのですが、著者自身が、「石造りの円形図書館」(ああ、この題名だけでもボルヘスの「円環の廃墟」と、「バベルの図書館」がいかに強く思い起こされることか。そしてあくまで抽象的な概念の構築に傾く男と、直に生命に触れたがる女の性の、なんという違い!)に書いてあるので一部略して引用します。
「石造りの図書館」は廃墟なのですが、それを発見しようとする著者自身の投影は、
「彼らの書物に接することができたら!夢にも思わないようなすばらしい物語をそこに発見できたら!たとえば恋物語で、まったく異質の愛が登場する・・・我々が思いもしなかったような熱情、我々の愛着よりも持続する愛、我々のセクシャリティー以上に世界を揺るがすもの。・・・」と語ります。
この作品集のエッセンスはこれです。
人類でない(ファンジー上の生き物に近いような)、何者かとの愛。何者かへの愛、人の概念を超えた形式の愛、そんな物語がつまっています。
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