ココログで同名のブログをやっていました。 ただいま少しづつ記事を移行中です。 素人学問のノート代わり、映画、読んだ本の覚え書きなどを書いていきたいと思います。
雨の日の日曜日は・・・
猫町
2008-07-23-Wed  CATEGORY: 日本の小説
日本を代表する詩人、萩原朔太郎のあまりに有名な掌編小説です。

文章は大詩人らしく、端正であり磨きこまれ、見事なものです。
モチーフは、ふとしたはずみに紛れ込んだ異世界物。
完成度、ポエティックな抒情、このカテゴリーの小説としてはみな随一でしょう。

でも読み終えた後、どこか食い足りないのも事実。
なんで?というに、あまりに有名な著者であり、また作品であるが故に、期待が大きすぎるからなんだろうな。
一つの作品を評価する際に、この期待と読了後の差が、加速感になったり減速感になったりして、実態評価を歪めますよね。

どういうことかと言うと、実際は低速の40キロからでも低いギアでフルスロットルすれば、強い加速を感じ、速く感じる。
作品でいうとせいぜい60キロまでしかスピードが乗ってないのに、これは速い、傑作だ、と思いやすい。
逆に200キロも出ているのに、そこからフルに加速しようとした時、強いキックを感じなければ案外大したことないな、と思ってします。
現実には200キロという高速で走っているんですけどね・・・
そんなことも感じました。

文学!を語りたかったら一応は読んでおく作品でしょうね。
ページトップへ  トラックバック0 コメント0
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
TB*URL
<< 2008/08 >>
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


余白 Copyright © 2005 雨の日の日曜日は・・・. all rights reserved.