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下妻物語   獄本野ばら著

2006-05-29 | 21:41

ハードボイルドの精神と、教養小説(若者の成長を描いた物語)の構造をもったお笑い青春ストーリー。

主人公の桃子は、ロリータ・ファッションに夢中の女子高生。
ロココの精神に魂を捧げ、可愛ければヨシ、軟弱でヨシ、実用性を嫌い、
道徳や真実よりも、甘い享楽と優雅を愛している。

損得を無視し、場合によっては身の危険もかえりみず、徹底して自分の信条へこだわる桃子は、
ハメットやチャンドラーに始祖を持つタフな男達のアメリカン・ハードボイルド・スピリットの正統な後継者! 
ともいえる・・・かも・・いや言える!

相手役のイチコは茨城は田舎のヤンキー娘。
田舎のヤンキー、族のレディースとしてこちらも正統派。
あふれる独特な知性と浪花節な心情、涙の過去には泣かされます。

お話はそんな二人の出会いから予想通りの掛け合い漫才で、笑えるエピソード満載(ここで、どこがどうおもしろいと書いてしまうと一種のネタバレになるので、ギャグは読んでのお楽しみ、にしておきます)
走れメロスばりの感動のクライマックスまで突っ走ります。

映画化された写真が使われる本の表紙は、大人の男が買うにはちょっと恥ずかしいけど、
機会があったら読んでみてもイイかもです。

PS:1
印象的なセリフ。
甘いな。世の中、ナメてると痛いメに遭うぞ
ヤンキーなイチコにこう問われると、桃子は言い放つ

世の中ナメて暮らしていくというのが、私のテーマなの。私はロココ主義だから。ロココは真のアナーキーなのよ
カッコ良いぜ、桃子。


物語はこの名言を裏切ることなく、ビルドゥングス・ロマンとしては意図的に中途半端に、
あくまでロリータ宣言を貫く覚悟のまま終わる、ネオな仕上がりです。

PS:2
深田恭子って、富豪刑事とか、こういうすっ跳んだ役柄が異様にハマルのは、地のなのだろうか?

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Theme : 今日観た映画
Genre : 映画

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本名考察バトン

負け犬のひとりごと kei さまより戴いていました 本名考察バトンきっちり忘れていますた! ごめんなさ~い!!

Comment

なんとか書いてみました。
バトンって初めてです。

  • 2006-05-30 | 21:00 |
  • 晴薫 URL :
  • edit
ごめんね~

バトン、よろしくぅ!

  • 2006-05-30 | 03:15 |
  • 猫姫少佐現品限り URL :
  • edit

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