2008-12-28 | 16:48
今後の日本車発展の鍵は、クルマのブランド化にあり、と説く、福野さんの1冊です。
ブランド、と聞くと反射的に軽蔑と嫌悪を感じる人もいるでしょうが、それはマスコミの報道姿勢からです。
例えばシャネラー。全身、シャネルマークの衣料品で埋め尽くす人々ですが、あの「痛さ」は、ブランドならば全て良しとする人の判断停止が原因です。
アレ、取材対象にする人にはお世辞使って取り入って、編集後には、見る人には笑ってもらおうという底意ありありでしょう。意地が悪いよね。
でもブランド商品に美しい物が多いのは事実なんです。
ブランド物でもダメはダメ、と自分の判断(たとえそれが間違っていても良い。美意識には完全な正解なんてないんだから。美意識を成長させられればイイんだから)を信じられればそれでイイんです。
ブランドが悪いのではなく、衣服に限らずあらゆる事に判断停止することがみっともないんです。
話が反れましたが、この本の読みどころは、福野さんの語る「ブランド論」です。
ブランド、と聞くと反射的に軽蔑と嫌悪を感じる人もいるでしょうが、それはマスコミの報道姿勢からです。
例えばシャネラー。全身、シャネルマークの衣料品で埋め尽くす人々ですが、あの「痛さ」は、ブランドならば全て良しとする人の判断停止が原因です。
アレ、取材対象にする人にはお世辞使って取り入って、編集後には、見る人には笑ってもらおうという底意ありありでしょう。意地が悪いよね。
でもブランド商品に美しい物が多いのは事実なんです。
ブランド物でもダメはダメ、と自分の判断(たとえそれが間違っていても良い。美意識には完全な正解なんてないんだから。美意識を成長させられればイイんだから)を信じられればそれでイイんです。
ブランドが悪いのではなく、衣服に限らずあらゆる事に判断停止することがみっともないんです。
話が反れましたが、この本の読みどころは、福野さんの語る「ブランド論」です。
アメリカ、欧州、日本それぞれの産業構造から米国車、欧州車、日本車について語られる視点の高さは別格です。
そしてそのブランド化を推し進める欧州車の戦略分析もお見事!
コレ個人的に薄々感じていたんです。
リーマンショックの前、実はベントレーのコンチネンタルGT(当然中古)が欲しくなってしまったんですね。
ベントレーなんてずっと眼中になかったんですが、コンチが良く見えてきた。
VWがバックについてるなら安心だろうし、そのテイストは実に良く出来ている・・・
でも引き篭もりだから、買っても乗っていく所がないし、使い道そのものがまったくない、という冷徹な事実から見送ったんですが、好きでもなかったクルマを欲しがらせるって商品企画力の力以外何者でもないですよね。
その背景となる大きな流れの分析は、非常に参考になります。
この本の後半は、福野さんがブランドと思う個々のクルマについて書いてあるのですが、その描写がまた見事です。
一台一台のクルマのスタイリングが語られるのですが、その歴史的な由来、文化的背景までの該博な知識が動員されて、丁寧にディティールが描写されるとき、目の前に知りもしないロールス・ロイスのスタイルが浮かび上がり、その美しさには唸りました。
福野さんの文章は、極めて高度な感性と知性の賜物ですね。
ps
ブランド力とは一種のエンターテイメント。
最高のステージをやるエンターテナーは、必ずしも最高の歌唱力を持った人とは限らない。
主張、エゴ、ドグマ、スタイリングの演出。それはカッコ良くしろということではない。
ドロ臭くても、オタクでもかまわない。
ブランドとは「魅力」につけられたタイトルなのだ。
そしてそのブランド化を推し進める欧州車の戦略分析もお見事!
コレ個人的に薄々感じていたんです。
リーマンショックの前、実はベントレーのコンチネンタルGT(当然中古)が欲しくなってしまったんですね。
ベントレーなんてずっと眼中になかったんですが、コンチが良く見えてきた。
VWがバックについてるなら安心だろうし、そのテイストは実に良く出来ている・・・
でも引き篭もりだから、買っても乗っていく所がないし、使い道そのものがまったくない、という冷徹な事実から見送ったんですが、好きでもなかったクルマを欲しがらせるって商品企画力の力以外何者でもないですよね。
その背景となる大きな流れの分析は、非常に参考になります。
この本の後半は、福野さんがブランドと思う個々のクルマについて書いてあるのですが、その描写がまた見事です。
一台一台のクルマのスタイリングが語られるのですが、その歴史的な由来、文化的背景までの該博な知識が動員されて、丁寧にディティールが描写されるとき、目の前に知りもしないロールス・ロイスのスタイルが浮かび上がり、その美しさには唸りました。
福野さんの文章は、極めて高度な感性と知性の賜物ですね。
ps
ブランド力とは一種のエンターテイメント。
最高のステージをやるエンターテナーは、必ずしも最高の歌唱力を持った人とは限らない。
主張、エゴ、ドグマ、スタイリングの演出。それはカッコ良くしろということではない。
ドロ臭くても、オタクでもかまわない。
ブランドとは「魅力」につけられたタイトルなのだ。



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