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こんな話を聞いた    阿刀田高/巨匠、手練の作品集

2009-01-11 | 16:31

巻末に記された作品数が150に迫る大家、阿刀田さんの「奇妙な味」の短編集です。
阿刀田さんの文章は品が良いので正直、ストーリーはイマイチというのを読んでもあまり不快になりません。
この作品集でもそうでした。
気に入ったものとしては、
「骨細工」:ラストに近づくにつれスリルが盛り上がるのですが、怖いけど目を閉じられない、閉じさせない技量はたいしたモノ、最後は爽快に断崖から突き落とされます。
「青いドレス」:登場する姉妹、それぞれの気持ちが伝わるだけに怖いですね。
「靴が鳴る」:阿刀田さんの作品にはは不気味な恐怖とともに深いエロスもあるんですよね。これはそんな持ち味が非常に良く出ていました。
恐怖とエロスって根っこでは繋がっているよね。
「猫婆さん」:本当にいそうな気がする都市伝説です。
「うわさ話」:摺れた読者の一枚上を行く一品です。
「街のどこかで」:作品集の最後は、アイリッシュ原作、ヒッチコック映画化の傑作「裏窓」をモティーフに幻想的な逸品に仕上がりました。

随分読んだ阿刀田作品ですが、久々に読むとやっぱりスゴイなと思わせられますね。
現役の短編作家では日本一、世界でも稀有な人だと思います。
活躍期間の長さが半端じゃないよね。
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Theme : 推理小説・ミステリー
Genre : 本・雑誌

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