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スーパーカー誕生    沢村慎太郎@天下の奇書?あるいは歴史を変える傑作本!

2009-02-09 | 21:54

名前通りスーパーカーの歴史が語られる本ですが、ハードカバーで実に800p以上!
読んでいる間、重かったので計かったところ840gあったという驚くべき1冊です。

さらにこの手の本ではありがちな、カラー写真など一切なし。
1モデルづつ、側面からの投影図が乗るだけです。
後は全部文章!
いやー、読み出はありましたよ。
そして大変楽しくスーパーカーの勉強が出来ました。

著者の沢村慎太郎さんがこの本で書き表したのは、はたしてスーパーカーとは何ぞや?ということです。
スーパーカー、フェラーリやランボルギーニなどは良く本になっていますが、それは華麗なスタイルや強力無比なエンジンが、女性に例えると、トップモデルや女優、アイドルを思わせるからなんですね。
こんなにカッコイイ!と。
そしてアイドルの3サイズとか趣味が語られるように、パフォーマンスや加速性能が記される。

沢村さんは、そんなミーハーな観点からではなく、エンジン工学からサスペンションの構成、ボディ剛性、生産コストのことまで、徹底して学術的に迫ります。
そしてクルマの歴史という縦糸の中で、イタリアに限らず欧州全般から実はアメリカにもあった
スーパーカー構想の横糸までのすべてを取材し、壮大なスーパーカー全史、全貌を俯瞰するという遠大な構想を実現させました。

何よりの読み処は、実際にフェラーリやランボルギーニの設計者に会いに行き、直に話しを聴いていることです。
会った設計者はみな伝説の、と言っていい存在の方々ですから、その発言がオモシロいこと、またへー、こんな内情から、あのクルマは出来たのかあ!という意外な史実まで興味と興奮は尽きません。
やっぱり直に聞く発言はオモシロいよ。
ここまで徹底して取材を重ねた本はおそらく世界にもないでしょうね。

スーパーカー好きなら聞きかじっていた幾多のエピソードが有機的に結合し、多くの謎が、疑問が氷解していく件は圧巻です。
そして一台のクルマが出来るまでの、あるいは消えさるまでのドラマの数々!
800p、ワクワクしながら読みとおすことができました。

ノンフィクションの値打ちは、一次取材の量、著者がどの位の距離を歩いたか、汗をかいたか、ということで測れる側面があるのですが、この本は文句なしです
今を逃したら、もう物故していく設計者もいるでしょうから、歴史的価値も充分でしょう。
日本のスーパーカーとしてNSXも出てきますが、日本にはこの本もあり、と世界に問いたい1冊ですね。
スーパーカーに一度でも恋い焦がれた方すべてにおススメ出来る1冊です。

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Theme : スーパーカー
Genre : 車・バイク

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