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図説 絶版自動車  下野康史@何故クルマ人気は下火になったのか?

2009-04-12 | 17:41

3年前の自分にキャラ萌えになっていると言っても信じなかったでしょうが、若い頃の自分に、将来、オマエはクルマの雑誌を全く買わなくなっている、と言っても信じないでしょうね。
その位クルマのことばかり考えていた時期、あったんです。
でもクルマへの関心がすっかり薄れているのは私だけではない。
日本人みんなが関心を失いつつある。
何故でしょう?

この本は60年代から80年代のクルマ46台を、下野さんが一気乗りした試乗記です。
果たしてかつてのクルマの魅力は何だったのか、読んでみれば分るでしょうか?

出てくるクルマはトヨタ2000GTからスバル360まで。
読み進めるうちに、なんだか昔の思い出が蘇ります。
117クーペは品の良いお屋敷の前に停まっていたなあ、とか240Zには憧れたなあとかね。
当時は買えないクルマでも、主な物はゼロヨンからゼロヒャク、みんな暗記していたものね。
今では買ってしばらくしてから調べているんだから何という差。
結局、クルマ自体は今の方が遥かに良く出来てはいるんですよね。
でも人気はない・・・かつてエンスージャストと呼ばれる方々は、昔のクルマには鼓動があるとか言っていて、当時若かった私は年寄りの戯言と思っていたんですが、今にして思うとそんな側面もあるのかな、と考え直します。

でもスポーツカー好きの私がもし今、若かったらロードスターとか熱狂して買っていたと思うけど、あんまり売れてないんでしょ。
実際若い人と話をしていてもクルマへの関心低いです。
私の大学時代なんて、男は寄ると触るとクルマの話題だったけどね。
今はたまにクルマ好きって子がいても憧れはエルグランドです、なんて言う。
その好み。はっきり言って理解出来ない。

で、ここで発想を転換してみましょう。
クルマは工業製品であり、道具ですよね。
クルマの電化製品化と言いますが、設計、企画など生産過程は本質的に同じです。
でも月刊冷蔵庫、とかエアコン・グラフィックなんて雑誌はあった試しはない。

もしかしたらクルマにだけあった、というのがおかしいのかもしれない。
今が異常なんじゃなくて、昔が異常だった?
クルマはメカニズムとしてすっかり完成し、それ故に不出来な物を愛してしまう情念の対象にはならなくなった・・・?

でもここでフェラーリです。
昔のフェラーリ、雑誌はベタ褒めでしたが、実際乗ると大したことなかったです。(250GTOとかじゃなく80年代のヤツね)
それが今はすっかり良くなった。
エンジンは跳ね馬の名前に偽りなしのパワーを出し、サウンドもまさにミュージック。
ずっとイイです。
なんで良いのか、と言えばテクノロジーが進んだから。
それなら日本車に何故出来ないっていうと、実はやっている。
S2000とかMRSとかさ・・・一生懸命作っているけどイマイチ人気が盛り上がらない。
でもMRSなんてミッドシップでオープンになって、エンジン回ってって、これ昔出ていたら夢のクルマでしたよね。
でも売れない・・・
なんで売れない?

考えるにデザインじゃないの?ということが私の思いつくことです。
昔のフェアレディZはカッコ良かった。
なんだか夢があった。
生産終了してしまったMRSに、そこまでの幻想喚起力があったか、というと無かったと思う。

ベントレーというクルマがあります。
昔は死んだクルマでしたが、最近都内を走るベントレー、とても生き生きしています。
おおげさに言うとオーラがある。
何故?といえば、VWグループが製品をしっかり管理して、かつベントレーというみんな詳しくは知らないけど、なんとはなしの幻想喚起力を感じるから。

じゃその幻想喚起力の源は何か、というとやっぱりスタイル。
デザインだと思うのです。
日本車の今後は夢を感じさせるデザインにあり、と思うのですが、どうでしょう?
CRXとか初代シティとか見ていて、そんなことを思った一冊でした。
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Theme : 旧車
Genre : 車・バイク

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