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モオツァルト 無常という事 小林秀雄 @俺は本当に日本贔屓なのか?

2009-06-23 | 21:55

私は日本贔屓です、といつも書いてます。
ユーラシア大陸の東の端に弓なりに浮かぶ島国が好きだ。
鬱陶しいこの季節まで好き・・・日本列島は日本人だけの物だと思う。
食べなれているとか、体質にあっているとかいう次元でなく、日常食に関して日本は圧倒的に素晴らしい、とも思う。
東京を世界1の美食の都と認め続けるミシュランは器がデカイ。
・ ・・でもこの本を読むと自分に少し疑問が沸いてきます。
何故かと言うに、「モオツァルト」の章は良く分るんですね。
私は特に熱心なモオツァルト聴きじゃないんですが、一通りは聴いている。
だから読みながらでもふんふんと分る。
でも実朝とか馬子の墓なんて章になるとチンプンカンプン・・・古文の素養がなさすぎます。
象徴派の詩人は好きでも短歌ってのが分らないのが分った
「春霞いづち立ち出に行きにけむきぎす棲む野を焼きてけるかな」
この歌の良さ分ります? 
当麻の件も分らない・・・読み進むにつれ、自分が日本の伝統文化音痴であることを自覚するしかない。
でも読んどく本だと思います。
小林秀雄は「批評を文学に高めた」、という人ですから簡単なことは言ってません。
世評通り、かなり難解な文章ですが内容は確か。
そして何より響きが美しいです。
この本を読むと、徹底して考え抜くこと。
考えることに対して骨惜しみしないこと。
言語という「曰く言い難い美的対象に迫る」にはあまりに粗雑な道具でも安易に流れずに探求を続けること、なんて覚悟が少し沸いてきます。

難しいことを難解に言う人は2流、難解なことを簡単に言う人こそ1流。
そんな風に思っているのは単に自分が楽をしたいという知的怠惰なだけだったのかもしれない・・・と思わせるんだらか大した者です小林秀雄。

精神の本当の栄養になる1冊でした。
でも難しいよ。
読むのなら覚悟して読んでください。
何でもかんでも優しく分り易く、簡単に噛み砕いてくれるのが良い、という風潮に、一石を投じることが出来るだけでも価値ある著者だと思いました。

ps
鉄斎、雪舟、光悦、宗達だな、当面の課題は。
でも俺に分る日は来るんだろうか?
俺の日本への感性はすでに回復不能なほど挫滅されているのでは・・・という不安もある。
しかし日本は昔から凄かったんだな。
日本文化に独創性がないと言っていた連中の教養って何だったんだろ?
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Theme : 書籍紹介
Genre : 学問・文化・芸術

Comment

Re: 小林秀雄

> ご他聞に盛れず、若い頃「モオツァルト」にイカレタ一人です。(笑)
私はもとよしさんほど詳しくないですが、若い頃よりむしろ中年になってからでした。
若い頃はベートーヴェンの方が好きだったんですよ。

> 知的文章を読む(読み解く、まではゆかない(^^ゞ)快感を覚えた名作というべきか。
そんな感じですね。

> でもこの作品、短編でしたよね。 薄い文庫本一冊分もなかった。
そうです。
薄いけど、まあ読むのは大変でした。

> 一緒に他の作品も収録されていた筈ですけれど、まったく記憶にありません。(^^ゞ
後は日本の古典ばかりですよ。


> 日本文化、その根底にある古典については、このまんま、判らないまんまで終わるのはイヤだなあ
俺は自分が分るようになるのかまだ不安です。

> まあ、愉しみのネタは尽きないということで(^^ゞ、少しずつでも、味わってゆきたいと想っています。
それがアマチュアの特権ですよね。

  • 2009-07-04 | 20:27 |
  • 晴薫 URL :
  • edit
小林秀雄

ご他聞に盛れず、若い頃「モオツァルト」にイカレタ一人です。(笑)
知的文章を読む(読み解く、まではゆかない(^^ゞ)快感を覚えた名作というべきか。
でもこの作品、短編でしたよね。 薄い文庫本一冊分もなかった。
一緒に他の作品も収録されていた筈ですけれど、まったく記憶にありません。(^^ゞ

▽▲▽▲▽▲

日本文化、その根底にある古典については、このまんま、判らないまんまで終わるのはイヤだなあと、そういう切ない想い(^^ゞを私も強く持ってます。(笑)
まあ、愉しみのネタは尽きないということで(^^ゞ、少しずつでも、味わってゆきたいと想っています。(^ァ^)

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