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ボックス! 百田尚樹@卓越したストーリー! 素晴らしい青春小説です

2009-08-14 | 16:06

魅力に溢れた二人の主人公の成長を描いた教養小説(ビルドゥングスロマン)の傑作です。
高校のボクシング部が舞台ですが、ボクシングに興味のない人にも絶対にオススメ出来る傑作でした。
キャラクターの造詣は秀逸であり、ストーリーに織り込まれた巧みな伏線は最後まで読ませます。
百田さんはかなりのボクシングマニアではないでしょうか。
でなければこのディティールは出ないと思います。
書いてあることがイチイチリアリティありすぎです。

脇役陣の充実も半端じゃないです。
特にデブでブスの女の子、丸野さんには泣ける、泣ける。
カンクンのビーチで読んでいたんですが大泣きしていました(笑
守護天使かあ(読めば分かります)・・・今、思い出しても泣けます。
その他、一番のライバルの背景は見事ですし、嫌な野郎の描かれ方も高水準。
なんとも不気味な闇を抱える老人と、結果の出ない練習にめげることのない仲間達などキャラクターの充実ぶりは半端じゃないですね。
ボクシングという競技の特殊性も非常に分かり易く、そしてその本質の深い処が描かれています。
波乱に富んだストーリーはエンターテイメント性に満ち楽しみながら二人の少年の成長物語という範疇を越えて、人が何故ボクシングという危険な競技を愛好するのか、やる人間が耐えないのかという本質すら洞察して見せる稀有な1冊だと思いました。

心残りはカンクンに置いて来てしまったことくらいです(笑


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Theme : 本の紹介
Genre : 小説・文学

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