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トミーノッカーズ下巻 S・キング@巧い凄いオモシロイ!あらゆる恐怖を取り揃え

2009-08-15 | 00:09

トミーノッカーズは下巻に入ると俄然、恐怖との戦いが始まります。
色々な登場人物が恐怖との対決を胸に秘めて立ち上がりますが、その運命に手に汗握らされるのです。

別な意味で怖い人も出てきます。
恐怖の対象に一つにせず、こういう隠し味を付けるのも名人芸の手管ですがバッチリ決まってますね。
それでその人の行く末も怖い。
でも嫌な人なのでそれが楽しみだったりもする・・・(笑

手品少年の話も怖い。
この永劫感への恐れは短編「ジョウント」に似た感じがしたのですがどうでしょう?
さらにあの中に入るのですが、入った後も怖い。(この辺のナニカが追ってくる幻想の件は、シャイニングの廊下のシーンに似てる気がしました)
怖い対象を見せた後でも怖いっては実は一流の証拠なんです。
そして何故アレがそこにあったかという理由がまた深い絶望をともなう怖さで怖い。
もし我々がいつか宇宙船が飛ばせるようになっても蹴爪で蹴り合う運命が待っているのだろうか、なんて考えると、ちょっと形而上学的な恐怖がある。

勇躍取材に行く人を襲ってくるモノも笑っちゃうけど怖い。
怖いモノなら下らないガジェット趣味から内面的な思考に至るまで、どんなご注文にもお答えしますって感じのキングです。

ラストはもうあらゆる組織人々が入り乱れ対決決闘、雨あられですが、そこは巨匠の名人芸。
まったく綻びを見せません。
こいうのって見逃されがちだけど凄いと思うのだ。
ともかく二段組ハードカバーで750pをキッチリ弛みなく読ませるんだから大したものです。
馬鹿にされるの承知で書きますが20世紀末、最大最高の作家はこの人だと思うよ。
こんなに沢山傑作モノにした人いないでしょ。
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Theme : ホラー
Genre : 小説・文学

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