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篠田一士に「伝奇集@ボルヘス」を読んでもらう@二十世紀の十大小説

2009-10-17 | 21:43

ボルヘスの伝奇集は、読後に一度記事にしていますが、今回、篠田一士さんの評論を読んだので感じたことを追記します。

この伝奇集は今様に読むと、何とはなしの違和感を持ちつつもファンタジックな小説と読み勝ちですが、そこで注意点です。

裏づけとなる「カルタフィルウスの結語」の言う処では、
「終焉が近づくとき、もはや追憶のイマージュはのこらない。のこるものは言葉だけである・・・まもなく私は一つの世界になるだろう」、ということです。

簡単に書くとファンタジー小説とボルヘスの言語宇宙構築の違いは、
ファンタジー小説
日常の言語で夢の世界を描く

ボルヘス(マラルメ)流の作品は
言語自体で一つの宇宙を構成する。曰く、書物とは、文章の自己完結的な膨張である。
サンボリズム直伝の言語宇宙の構造を持つことですね・・・
・・・だと思います。
またボルヘス作品は、
「ブエノスアイレスの詩人が、神をも畏れず、縦横無尽に幻想の翼をはばたかせ、1篇の短編小説の中に宇宙を抱合させ」つつ、
「多義的な意味合いが読み取れ、読者に自由な読み方を許しはするが、作品そのもの相貌はいささかもゆるがない」
ものです。

その他、ボルヘスの生きる南米の風土、政治事情も関係するのですが、あまりに量が多いので今日はこれだけ。

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Theme : 文学・小説
Genre : 小説・文学

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