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魔性の難問~リーマン予想・天才たちの闘い~:神の言語の深遠に挑む者は、注意せよ

2009-11-22 | 16:42

NHKスペシャルでやっていたリーマン予想の番組は、ゼータ関数を非常に分かり易く視覚化したりしてオモシロかったです。

昨日はとても疲れていたんですが、録画してあった番組、一気に見てしまいました。

まず登場するのはオイラーですが、この大数学者の唯一の欠点は、あまりに人間が出来すぎていて、エキセントリックなオモシロさに欠けるということくらいです(笑
膨大な業績を上げた人だったので、もっとトリッキーな性格だったら、笑えるエピソードも一杯残してくれたと思うんだ。
でもオイラー級数(平方数の逆数:ゼータ関数なら2)の収束値を、π^2/6と明らかにしたのは空前の発見でした。
すべては此処からでしたよね。

そして帝王ガウスが続く。
少年期に300万までの素数を計算したってどんなんでしょうか?
やっぱり化物ぶりが半端ないです。
そしてその分布が自然対数eの逆数に近似していくことを発見した。
・・・力技で300万まで計算するのも大変なものですが、最初の頃に合わなかったのが、次第にあっていく、ある種、大数の法則に似た思考を当てはめてる直感の勝利で、こうなるとスポーツ選手にたとえると、パワーもあればスピードもテクニックもある万能型の選手みたいな者?

そしてハーディの挫折。
征服したと思った瞬間に、そこが頂点でなく奈落だったと。
なんだか人の傲慢さに下る神の鉄槌って感じで感慨深いですね。

でもナッシュは気の毒だった。
この辺は、「数学は神の言語である。その深遠に挑む者は、神の無限の輝きに羽を焼かれて落とされるのだ」という言葉を思い出させます。
別の数学を造る云々という下りは、数学基礎論が充実していたらかこそ可能だったアプローチでしょうか?

そしてチューリングは、当時、人が得た最新にして最強のパワー、電算機を使った、しらみつぶしの背理法で挑み敗北。
最後は毒リンゴ(リンゴ=知恵の象徴)で自殺という暗示性

それにしてもこれだけのそうそうたる知性をみんな撥ね付ける数の神秘。
数字なんて人が作ったモノなのにね。
その構造が分からないこの不思議。

それから番組は少しそれてNSAの話に。
ほら見ろ、スパコン反対している連中、アメリカはこれだけコスト掛けてるだろうが!
でもさすがにリーマン予想の論文全部チェックしているとは思わなかったわ!
素数が暗号のキー(掛けるのは一瞬でも因数分解は出来ないって話)になっているのは知っていたけどさ。
これほど大変な問題になってんのね。


戻ってモンゴメリーとダイソンの話に。
ダイソン、ターミネーターの話でもなく、吸引力の落ちない唯一の掃除機でもない人ですが(←誰も言うとらん)、ゼータ関数のゼロ点間隔とウランの原子核のエネルギー間隔がsinの入った周期関数で一致している!とは。
これは驚くでしょ。

そしてコンヌ登場(この人も数学オタクの間ではスーパースターです)
物理学者はある種の空間を探している。私の研究している非可換幾何学は素数分布と関係しているかもしれない、だって。

最後は最初に登場して77歳にしてまだ研究しているルイ・ド・ブランジェさんが新たな論文を投稿して終わり。
なんだかいかにもフランス人のインテリって感じの人。
おコメと鮭を食べてましたね。
服の趣味も良かった。
どこの服なんだろ?

いやー、オモシロかったです。
DVDに焼いてまた見るわ。
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Comment

Re: 私も見ました

>  オイラーって18世紀の人ですね。信じがたい頭脳の持ち主。
リーマンの業績は非常に広いですね。


  • 2009-11-22 | 22:45 |
  • 晴薫(はるく) URL :
  • edit
私も見ました

 オイラーって18世紀の人ですね。信じがたい頭脳の持ち主。
 ところで数学って人間が作ったんでしたっけ。

  • 2009-11-22 | 22:40 |
  • arz2bee URL :
  • edit

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