ダ・ヴィンチ・コード  ダン・ブラウン

2006-06-25 | 23:04

今さらですけど読了です。
きっかけはオフクロが入院した時にお見舞いとして伯父夫婦が持ってきてくれたのを横取りしたことでした。

内容は予想通り、ベストセラーのお手本のような作品でした。(だから読まなかったんだけどね
適度な衒学趣味と、読者サービスに満ちた謎から謎への巧みな連携。
とてもオモシロイ。
とくに冒頭部分からの流れは見事な職人技で一気に引き込まれました。

ただ毒はない。
毒がないから安心してページをくれますが、何年も心には残らないでしょう。
さらさらと楽しんで終わりですが、こういう気軽な本も良いモノです。
なんでこんな奥歯にモノの挟まったようなことを書くかというと、似たような題材(テンプル騎士団、異端カタリ派、グノーシス主義)で8年も前に読んだ「フリッカー、あるいは映画の魔」という1冊が未だに強い印象を残しているからです。

それは読んでいるウチに一種の狂気に触れるような強烈な味の一冊でした。
ただ考えるに「フリッカー」が何十万部も売れる国なんてちょっとコワイですからこれで良いのでしょう。

人はつい自分の好きな分野になると、知ったかぶりをして他人を見下すイヤミな奴になりがちなので注意しよう、なんて反省も持ちました。

未読な人はお暇なおりにどうぞ、というとこですかね。

Theme : 海外小説・翻訳本
Genre : 小説・文学

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ダ・ヴィンチ・コード

      ダ・ヴィンチ・コード   The Da Vinci Code  

Comment

フリッカー、あるいは映画の魔

>やっぱりあるんですね。 ダ・ヴィンチ・コードよりも、もっとずっと毒性の強い本。(笑)
あるんです。
これはスゴイ本でした。
なんか読み終えた時は異郷に行ってしまった感じでした。

>好事家がこっそりと読み親しむのが、やはり相応しいという気がしますし。(笑)
はい、コッチの著者のセオドア・ローザックは、カルト系のチョイヤバオヤジのようです。
でもホントウに毒の強い本はオモシロイですよね。


  • 2007-04-17 | 21:06 |
  • 晴薫 URL :
  • edit
ダ・ヴィンチ・コード

>「フリッカー、あるいは映画の魔」という1冊が未だに強い印象を残して
>いるからです。

やっぱりあるんですね。 ダ・ヴィンチ・コードよりも、もっとずっと毒性の強い本。(笑)
でも、売れたのはダ・ヴィンチ・コードの方。
なるほど、それはそれで健全なコトなんでしょうね。
それに、そういうジャンルの本は白昼堂々、誰もが大っぴらに読むのではなくて、好事家がこっそりと読み親しむのが、やはり相応しいという気がしますし。(笑)

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