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カポディモンテ美術館展に行ってきました@ルネッサンスからバロックまで

2010-09-20 | 00:25

アズーリの海を望み、ゲーテにもその美しさを賞賛されたナポリ。
17世紀にはパリに続く欧州第二位の都市でした。

地中海貿易の要港として栄えれば、当然、豊かな芸術も華開きます。

今回の展覧会で中心となるのはパルミジャニーノの「貴婦人の肖像」
モデルは高級娼婦とも花嫁とも言われる清純にしてどこか妖艶な感じもする少女像です。
Img_capo201006
パルミジャニーノというと「長い首の聖母」で、マニエリズムの代表と憶える画家ですから、この展覧会の副題、ルネッサンスからバロックまで、にはどうか?なんてと思いますが、マニエリスムはその中間の時代でしたね。


個人的に気に入ったのはフランチェスコ・グアリーノの「聖アガタ」
Santagatafrancescoguarino
権力者の求愛を死を賭して拒みつけた女性像は、切り取られた胸部から溢れる鮮血にもひるまず、なお挑戦的で不敵な眼差しを向けてきます。

他には躍動感のある大作、「アタランテとヒッポメネス」が素晴らしい。
Atalanta
黄金の林檎がキーワードになりまして、ここで思うにパリスの審判に投げ入れられたのもそうだよね。
よほど何かの意味があるのかと調べた処、神々の食べ物、不死の源の意味があったのでした。


「ユディトとホロフェルネス」は光と影とナイフと鮮血の強烈な対比。
492pxgentileschi_judith
男の首を切り裂く女性像というと、一目有名なカラバッジョの作品を思いお越しますが、これは当時珍しかった女性画家アルテミジア・ジェティレスキの作品です。
モティーフは同じユディト記です。

他にもジョルジョ・ヴァザーリ、カラッチやコレッジョ、エル・グレコの作品と共に、ティツィアーノ・ヴェチェッリオの「マグダラのマリア」もありました。


もうすぐ終わってしまう展覧会ですが、それほど混雑もなくゆっくり見られるのが好印象。
イタリア・ルネッサンス絵画好きなら、フィレンツェ、ヴェネツイアだけでなくナポリも押さえておきたいものです。

ミュージアム・ショップでは図録とTシャツを購入して終了。
韻松亭に向かいました。
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Theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
Genre : 学問・文化・芸術

Comment

Re: 私も見たいです、が

> これは好い展覧会ですね。 是非見たい。 
人がそれほど出ていないので落ち着いて見ることができましたよ。

>でも、ちょっと行けないかぁ。orz
時間の都合というのはつかないものですよね・・・

> 「レコード芸術」(クラシック音楽の月刊誌)の連載企画の中で、ユディトを主題とした名画の数々を紹介しまして、その内の一枚が、かの女流画家によるこの絵でした。 
さすがですね。
「レコード芸術」は私には難しすぎる雑誌でした(笑
でもアートのページだけなら読みたかったかな。

> それにしても、あのおっそろしい(!?)ユディトが来日していたとは!!!
しっかり来てますよ。
でももうすぐお帰りになるみたいですが。

> 「ムーサの贈り物Ⅲ : 聖女・悪女伝説 神話/聖書編」(喜多尾道冬 著)として書籍化されている
私も今、調べました。
オモシロそうな本ですね。

  • 2010-09-20 | 19:09 |
  • 晴薫(はるく) URL :
  • edit
私も見たいです、が

ああ、これは好い展覧会ですね。 是非見たい。 でも、ちょっと行けないかぁ。orz

画像がどれも素敵ですけれど、お終いのユディトには特に見覚えが!
昔、「レコード芸術」(クラシック音楽の月刊誌)の連載企画の中で、ユディトを主題とした名画の数々を紹介しまして、その内の一枚が、かの女流画家によるこの絵でした。 なんといっても印象的な構図ですからね。(笑) よく覚えてます。

それにしても、あのおっそろしい(!?)ユディトが来日していたとは!!!

件の連載は、現在「ムーサの贈り物Ⅲ : 聖女・悪女伝説 神話/聖書編」(喜多尾道冬 著)として書籍化されているようですね。 懐かしく思い出したので、今度図書館で探して見ようと想います。

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