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サッカースカウティングレポート超一流のゲーム分析 小野剛@サッカーは勉強しないとね

2010-11-07 | 23:12

元日本代表コーチだった小野さんが明かすサッカー分析法についての1冊です。
実際にアトランタ五輪などの戦略を練っていた方なので、書いてあることが非常に詳細で具体的で、参考になりました。

サッカーは観るの難しいですよね
選手個人の身体能力、技能とは別に、チームの戦略を観ないとならない。
でもゲームの流れは速い。
速くても大まかな戦略は分かりますが、オフ・ザ・ボールでの動きや、隠された狙い、細かい処まではなかなかとらえきれない。
より深く理解する為には、そういう処まで観たいと思うわけです。

たとえば1トップのフォーメーションを組むチームがあったとします。
1トップ=守備的?と思う反面、攻撃的なチームもあるよなあ、と記憶を手繰る。
するとこの本では、トッティのローマとF・トーレスにジェラード、カイトがからむリバプールの例を出して説明されます
FWをターゲットにする場合と、周囲の空いたスペースを生かす場合とがあるわけですが、そもそも何故1トップの戦略をとったのか、という事情から説明されて、本質の違いが良く分かります。

4バックと3バックも良く話題にのぼりますね。
結局、現代の戦術は、数的有利をどこで作るか、ということなんです。
そうなると、3バックか4バックかは、相手チームの特徴と中盤との兼ね合いになります。
すべては関連しているのですが、その関連の仕方が良く解説されている。

プレスの掛け方でも、シールオフ(中から外に追い込み縦パスを奪う)かネットディフェンス(縦パスを防ぎ横パスを奪う)か、フォアチェック(高い位置から)かリトリート(ブロックを造る)かでの発想の違い。
ふらふらしているFWの役割や、アルゼンチン独特の、前線プレスのダイレクト・プレー志向の指摘なんてオモシロかったです。(普通はポセッションするなら前線プレスだし、ダイレクト志向なら引き気味にしますが、アルゼンチンはハイブリッド)

この本を読んだ後、録画の残っていたWカップ、ウルグアイvsガーナの延長を観たのですが、分かった気になれました(笑

日本人の書いたサッカー本では、本物と言って良いと思います。
アートから文学、音楽から他のスポーツに至るまで、全ての鑑賞対象物は見る目を養うと楽しみが増します。
そして見る目を養うには、良いモノを沢山観ることが大切ですが、基本的な知識を身に付けておくと理解が早く、より深くなります。
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Theme : サッカー
Genre : スポーツ

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