スポンサーサイト

-------- | --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

使える経済書100冊part2@池田信夫 政治情勢編

2011-01-03 | 00:01

以前書いた備忘録の続きですが、みなさんにも是非読んでいただきたい文章があるのでpart2です。
学ぶ処の多い本だと感じるのですが、アマゾンでは未だ第1刷。
こういう本が売れないのは嘘です。

『ヨーロッパの戦後史 上・下@トニー・ジャケット』の本より池田信夫
「ドイツはナチの負の遺産を清算したが、日本は」、と語る人が多いが、西ドイツが戦後処理を終えた1951年のバイエルンでは判事・検事の94%,大蔵省職員の77%,が元ナチ職員。外交団の43%が元SS(親衛隊)で,17%が親衛隊情報部かゲシュタポ(国家秘密警察),首相の主任補佐官はユダヤ人の「最終解決策」制作の責任者。
ベンツやクルップの経営者も公職追放から復帰組
こうなったのは、国の復興に彼らの力が必要だったから。
この集団的記憶喪失がなければ欧州の再建は不可能だった。
ほぼすべてのドイツ人は戦争犯罪人であり、ニュルンベルグ裁判は、大部分のドイツ人を免罪する儀式だった。
欧州では互いに忘れることで利益を共有したが、アジアでは未だに歴史論争が蒸し返される。
いまだに南京事件の誇大な数字や慰安婦をめぐるデマゴキーを中韓政府が流すのは、国内政治に利用でき、日本を攻撃しても失うものがないからだ。
戦争責任は法的には終わっており、政治的意味はないのに歴史問題が続くのは、日本人の「歴史認識」の不足でなく、中韓の民主主義の未成熟(あるいは欠如)である。日本国内に彼らのデマゴキーを支持する他民族中心主義が残っている限り不毛な論争はいつまでも続くだろう。


『日本軍のインテリジェンス@小谷賢』
日本軍は情報戦に完敗した、とされているが、暗号解読能力は高く米軍の最も高度な「ストリップ暗号」も解読していたが、ほとんど戦略決定に生かされなかった。
データーを分析し、情勢を判断するインテリジェンスがなかった。
日本では欧米と違ってインテリジェンスの地位が低く、作戦部門がすべての意志決定を行った。
これは日清、日露のような局地的戦闘で、一撃後和平を結ぶという戦いには適していても、総力戦には向かない。
補給や後方支援の途絶によって戦死者より餓死者が上回るということになる。

客観情勢より組織内の駆け引きや事情により、データーを都合よく解釈する「情報の政治化」が起こる。
最大の悲劇が1940年の日独伊三国同盟で、情報部はドイツのイギリス上陸は難航していると報告しているのに、松岡洋右外相はドイツはイギリスを占領し、ソ連が三国同盟に加わるという楽観的見通しで同盟を結んだ。
開戦前に補給は2年しかもたないと報告されていたが、東条以下は無視した。
その傾向は今でも変わらず「謝れば片づくだろう」の方針は続いている。

池田信夫は京都人らしいです。
京都の人って、なんとなく他県の人間には嫌味に見えるとこあります?
確かに変なこと言うこともありますし(この本でもp143の実質金利云々の件は?でした。でも言うことが常に100%正しい人間は存在しません)気に障る書き方をすることもある方ですが、教養は哲学から自然科学に至るまで深く広く、発言には一聴に値すると感じます。


スポンサーサイト

Theme : これからの日本
Genre : 政治・経済

Comment

Post a comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。