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心を整える。 長谷部誠@本当のプロフェッショナルから学ぶ

2011-05-10 | 00:02

心を鍛える。とか、心を強くする。でなく、心を整える。という表題に、著者の本物感が現れています。
心って、そんなに簡単に強くなったり、鍛えられたりしないもんね。
妙に力めば変な方向に走ってしまう危険もあるし。

そう、現実に多くの修羅場を潜っていればだんだん分かってくるんです。
人間にできることは心を整えて、今日に挑む、ということだけなのを。
だけどそれをまだ二十代のうちに、本として書ける、というのが凄いですよね。

それにしても長谷部選手は生真面目です。
一流のサッカー選手ってこんなに節制しているんだ、ということを知るだけでも、観戦の参考になりますね。
さらに長谷部選手は、他者への、良い意味での想像力に長けています。
真のプロフェッショナルに触れる、とか頑張っている人の姿を目に焼きつける、の章は、非常にポジティブな、素直な視線がないと見えない世界でしょう。


またこの本は、際だったモノを持たない人間のサバイバル術、とも読めます。
サッカーという極めてメジャーな分野で日本代表になれるんだから、それはそれだけで大変凄いことなんですが、
ワールドワイドな基準だと確かに長谷部選手にはフィジカル的に、テクニカル的に卓越した能力はない。
その現実をソフトウエア的な能力で乗り越える。
サバイバルする、というのは多くの人が参考になる戦略ではないでしょうか。
組織の穴を埋める。からはじまる第四章には、サッカーに限らない、実際に多くの仕事場で求められていても、不足している才能の生かし方が書かれています。


とても真摯に人生と向き合っている若者の発言から学ぶことは多かったです。
今後の参考にしたいですね。

ps
著者はまだ若く、本業はサッカー選手なので、この本から少し幼い部分を指摘するのは簡単でしょう。
でもこれだけコントロールの効いた、目線を上に向けた生活はなかなか出来ない。

最終章 激闘のアジアカップで学んだこと。は内部事情が描かれた、ちょっとドキュメンタリータッチの章でした。
今のサッカー日本代表チームが、とてつもなく素敵な集団なのがよく分かりました。
だからこそ偉業はなったんだな。
今後の日本もこういう若者がいるんだから大丈夫だよ、という気にもなります。

一昨昨日、記事で書いた西村賢太の書く小説の主人公の真反対の人間が長谷部選手ですね(笑
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Theme : サッカー日本代表
Genre : スポーツ

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