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月光川の魚研究会 星野青 @特別の神秘、特別の恐怖、驚異の風景! 

2011-05-14 | 00:09

まだ途中なんですが、読んでいると見えてくる情景があまりに素晴らしくて圧倒されています。

毎日毎日、始終、本は読んでいるんですが、読みだしたらやめられなくなって、深夜に至ったのは久しぶり。

設定はビルの8階にある月光川の魚研究会というバーを舞台に、バーテンと客の語る一話完結の短編集。
プロローグの後、4月から始まって、月別に12カ月、最後のエピローグまでの14話構成のようです。

本を読む人になら、絵でも映像でもなく文字でしか伝わらない情景がある、ということをご存じでしょう。
この本は、読んでいると浮かんでくる情景に空前のものがあります。

4月の「夜桜の風葬」で描かれた、深夜の集落の中央にある一本の桜と完璧な井戸は、読後も長く私の中に残っています。
その特別の神秘性は、真にmagicalなモノがと思います。

5月の「潜水艇からの風景」は恐ろしさに震えました。
個人的にはこういう怖さを上質と感じます。
気取っているの、上品ぶっているのと言われても、スプラッターは嫌いなんです。
想像力の翼がはためいてこそ、ホラーですよ。
7月の「画廊街に墜ちた星屑の来歴」は、芸術が内包する毒の力ですね。
それを非常に巧みに切り取っていると感じました。

8月の「冥王星の最後の夏」も怖い!
品が良くて美しくって怖い!というのが私のツボにピッタリです。

9月の「新月祭りの夜に」のノスタルジアにも刮目してほしいです。
郷愁に満ち、それに美と不気味が融合され、その世界はブラッドベリもかくや!です。

今まだ10月の途中なんですが、この後も期待しています。
本好きならここで表出する風景は絶対に見逃すものではない、と感じています。
凄い本ですよ。
これが売れないのは惜しい。
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Theme : アート
Genre : 学問・文化・芸術

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