スポンサーサイト

-------- | --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

シャンタラム中巻 G・D・ロバーツ@アクセルは以前、床から離れない

2012-03-21 | 23:25

この小説は上下巻でなく、上中下巻。
総ページ数1800で、この中巻までで1300p超。
大したモノなのは未だ読者を乗せたクルマのアクセルが床から離れないこと。
「アンダー・ザ・ドーム」では、「アクセル踏みっぱなしの小説を書く」と宣言して成功させたS・キング。
アメリカでも評判になったこの小説をどう読んだのだろう、なんてことが気になる出来です。
その馬力に切歯扼腕した?
ただ感心した?

味わいはクルマにたとえるならキングはアメリカン・マッスルカ―で、ところどころにヨーロッパ的な教養が滲むコチラは欧州車ですね。

造り方も異なる。
完全なるフィクション・ライターたるキングの作法は、中心に大きな題材をおいて、幾多の人が平衡して話を進める方法。
コチラは自伝的小説と謳うだけあって、あくまで主人公の目線で話は進み、実際の人生と同じく、中心となる軸はなかなか見えてこない。
多彩な輝きを放つエピソードから、やっと本筋らしきものが立ち上がるのは中巻も半ばからだ。
圧倒的な魔導師の膂力で読者を包み込むのがS・キングで、現実にこの通りならジェームズ・ボンドは実在した、と言いたくなる力の持ち主がこの著者だ。

中巻の具体的な内容は書きませんでしたが、そもそも優れた小説は、ストーリーじゃないからね。
同じ話でも、これほどの筆力がなければ読めたものではないのは、キングの小説と同じ。

まあ、ここ数十年で最大の作家の最高傑作と比べられる作品である、と。
それでこの小説のスケール、レベルは察してください。

スポンサーサイト

Theme : 本の紹介
Genre : 学問・文化・芸術

Comment

Post a comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。