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婚前特急@パワーのある主演女優と展開を膨らませる脚本を持った良作

2012-03-25 | 22:48

タイプの違う彼氏5人を同時進行させているOLを吉高由里子さんが好演し、それを考え抜かれた脚本が後押ししました。
結果、題材に不快な印象を持った人でも一見の価値のある映画になっています。

この映画でまず語るべきは主演の吉高さんで、パワーがある。
やり手の営業ウーマンであり、彼氏同時に5人で上等、というバイタリティある役柄に力不足を感じさせないのは大したものです。
エゴが強くキンキン怒鳴りまくると普通なら好印象を持つこと稀なんですが、可愛く演じていましたよね。
それから特筆したいのは、展開とセリフにありきたりを排した脚本です。
常にちょっと意外な方向に話をそらせつつ、膨らませていたのは見事な手腕でした。

ここからは筋書に触れますので、以後読む方はご注意ください。

まず候補となる彼氏が5人出てきますよね。
脚本オタクならこの時点で、ラスト決めるのは誰だろうと予想するんです。
まずパン工場勤務は落ちるだろう、と思うのは自然な流れだ。
予想通り、吉高さんはパン工場の人に言いに行く。
で、笑えるセリフを言われる。
巧い!

パン工場勤務者と社長の娘とのエピソードも、この展開読めなかったでしょ。
みんなで食事のシーンも貧乏の話題からファミコンの話でカルタに振っておいて百人一首に持っていく。
歌が詠まれると、離婚子持ちの営業マンが続き、女の子まで続く。
自分は一番上のクラスだと思っていたら、バカにしていた周囲の教養について行けない事実にタカビー吉高は驚く。
観客も驚く。
こうしていちいち驚かし、展開を隠すのが巧い脚本なんです。

結局、吉高さんは他人を査定していると思ったら査定されていた、という大オチが付いてくる。それが嫌味でない教訓にもなっている。
彼女はやり手の営業ウーマンで、かつ男性にちやほやされる美人という最強最高キャラだと自分で思っていたら、周囲からの評価は最低だったという意外性。

ラストに近いアパートでの喧嘩シーンも取っ組み合い、までは予想通りでも壁が壊れるってのは驚きだったでしょ。
で、壊れた先には一言語るお婆さんがいる、と。
二回捻って着地している、プロの仕事の締めでした。

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Theme : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
Genre : 映画

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