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増補フランス文学案内 渡辺一夫、鈴木力衛@楽しく読めた仏文学史

2012-05-10 | 22:38

何故か気が付くと読んでいることの多い仏文学。
場当たり的に読むのも悪くないですが、歴史を概観してみるもの一興かなあ、と読了です。
この本は著者が東大仏文教授で、岩波書店の発刊で、とお堅い感じを受けますが、素人向けに噛み砕いて書いてあり読んでいて楽しかったです。

以下仏文史の備忘録
中世期(11世紀から15世紀
シャルルマーニュ大帝没後、中部欧州が三つに分裂した時期。
聖人伝、武勲詩、宮廷騎士道文学、風刺尺実文学、教訓文学、南仏文学(ラテン語の情熱的、快楽追及的な主題)の六つがある。
騎士道文学は意中の女性の為、騎士があらゆる試練に耐える話。後に女性の代わりに聖杯が登場。神秘的、宗教的にもなる。
中世後期、百年戦争になると封建制の崩壊、王権と市民階級の勃興が起こり近代化、ジャンヌ・ダルク登場で、攻め込んできた英国撃退。
詩人のフランソワ・ヴィヨン登場。
「結婚15の楽しみ」夫を手なずける女性の狡知と偽善が主題の小説

16世紀(ルネッサンス)キリスト教の自己修正能力欠如が顕著に
フランソワ・ラブレー「ガルガンチュワ」フランス語の散文に色彩と音響を活力を与えた。
フランスはアンボワーズ陰謀事件、ヴァシー虐殺事件など宗教戦争の内乱状態。
聖バルテミーの大虐殺とナントの勅令、旧教徒が新教徒を皆殺しにしようとした事件を経て、信仰の自由を認めるナントの勅令
モンテーニュの「エセー」高慢と不寛容を憎んだ、狂信を嫌うモラリストの文学。仏文の主流となる。
バロック登場

17世紀(古典主義)フランス国家統一。絶対王朝
ブルボン王朝初代アンリ四世、次がルイ十三世
デカルト「方法序説」カソリック教義への合理性を与えるようでいて、批判精神からその根拠を危うくしたが、同時代人は気づかなかった。

パスカル「パンセ」神とともにある人間は偉大である
ランブイエ侯爵夫人@サロン「青い部屋」
先進国イタリアに比べ粗雑で乱暴だったフランスに、マナーをもたらす。

三一の法則@時間、場所、劇行為の法則
ラシーヌ@フランス古典劇の成立。ギリシャ・ローマ悲劇の移植

ルイ十四世、古典主義文学最盛期
モリエール@演劇でいちばん大切な要素は、観客に喜ばれることで、規則通りに作っても芝居が受けなかったり、規則に外れたものが当たりを取ったら規則そのものが悪いのだ。

ラ・フォンテーヌ寓意詩
ラ・ロシェフコー「箴言」
ラ・ファイエット夫人「クレーヴの奥方」
以下の時代はまた機会があれば投稿

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Genre : 学問・文化・芸術

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何故か気が付くと読んでいることの多い仏文学。場当たり的に読むのも悪くないですが、歴史を概観してみるもの一興かなあ、と読了です。この本は著者が東大仏文教授で、岩波書店の発刊で、とお堅い感じを受けますが、素人向けに噛み砕いて書いてあり読んでいて楽しかったで...

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