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カフカ、ポー、梶井基次郎、高木貞治@青空文庫はWOWOWに似ている

2013-02-26 | 22:47

読んでいてふと感じたのだけれど、青空文庫はWOWOWと似ている。
コンテンツを選ぶとき、こちらが積極的に選択する、というより、すでにそこにあるモノを手に取る、という感じがするのだ。
今回、青空文庫で読了報告をする高木貞治など、どんな巨大書店に行って選ぶことなど出来なかったろう。
すでにそこにあったから読んだ。
WOWOWでも同じような時がある。
最近ではデビッド・リンチのショートフィルム集、マーガレット・サッチャーのドキュメンタリー、メリエスの素晴らしき映画魔術、なんかは、レンタルDVD屋では絶対に選べない。というか、ないだろうしね。
そんな作品と出会える処がちょっと似てますね。

1)流刑地で:フランツ・カフカ@ムカデを丸呑みさせられるような感覚
青空文庫で最初に落としたのがこの作品。
実は紙の本の方で再読しようか、どうしようかと迷っていたんだけど、本の方が古くてね。
文字は小さいし、紙は変色しているしで、再購入なのかどうなのかと・・・
で、青空文庫で再読。
字の大きさも自在だし、一気に読むのが辛くてもその辺になくならないし素晴らしく使い勝手が良いので助かった。
読んでどうかと言うと、今風の怪奇な幻想譚で慣れていると、ビックリするほど愛想のない作家ですよね、カフカは。
読んでいるとなんだかムカデを丸呑みさせられているような感触が・・・


2)アッシャー家の崩壊:エドガー・アラン・ポー@未だに通じる幻影喚起力
幻想怪奇モノの古典ですが、やはり素晴らしい。
ラストの幻影は果たして狂気が生んだモノなのか、人知の及ばぬ怪奇が狂気をむしろ招いたのか、という問いへの答えですね。
みなさんはどう解釈するでしょうか?
ボカシている処にポーの天才がありますね。

3)檸檬、泥濘:梶井基次郎@顔で人間は判断できない
名作として名高い檸檬もオモシロイですが、泥濘も読ませます。
一読、なんとまあ繊細な感性であることか、と驚きます。
ただ檸檬は新仮名使いの方はファイルにエラーがあるみたいなので、旧字体で読みましょう。
再読して後悔なし、だよ。

4)回顧と展望、ヒルベルト訪問記:高木貞治@数学オタクは必読
誰か適当な作家はいないかな、とページをめくっていて高木貞治の名前を見つけた時は一瞬、その好運が信じられませんでした。
日本の誇る類体論の高木先生、エッセイ書いてたんだ!
ヒルベルト訪問記はそのまま、・ダーフィット・ヒルベルトの家を訪ねる話!
数学オタクなら、この設定だけでご飯何杯かいけますでしょ。
回顧と展望もベルリン数学全盛期にゲッチンゲンに留学した話で、しょっぱなからワイエルシュトラス、クロネッカーなんて名前がどんどん出て来る。
最後の方にはクラインも登場!
サッカーに例えると、欧州リーグに行ったら同僚がメッシとかクリスチアーノロナウドがいてさ、みたいなノリです。
類体論が出来た当時の話もあります。
数学オタは必読です。

他の読了作品は
太宰治@青森、芥川竜之介@秋、リルケ@夢、坂口安吾@安吾捕物帳
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Theme : 読書メモ
Genre : 学問・文化・芸術

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