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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q@エヴァシリーズ、難所での大転換

2013-04-26 | 22:00

アマゾンでは遅配騒ぎだったようですが、昨日、無事BDは届きました。
そもそもそれほど夢中になった作品ではなかったので、待たされても余裕でしたね。
この作品は上映初日に二回予約して、結局、その二回しか観なかった、と言えば分かるでしょうか。
まどかマギカは前後編合わせて8回観たからね。二回だと禁書レベル。
この作品を持ってして、私の中でアニメ作品の王様は、ヱヴァンゲリヲンからまどかマギカに交代したのでした。

さてこのBD、じっくりと自宅で観てなんとなく納得できたことと、何故作品への熱が少し冷めたのかを書いてみましょう。
この作品の良い点からいえば、非常に映像が美しいということですね。
全体に極めて高いクオリティで、空前の出来と感じました。
文句なく素晴らしい水準と言える。

不出来だと思える点を、ちょっと話が飛ぶようですが、英国のプログレッシブ・ロックから引いてみます。
キング・クリムゾン、EL&P、ピンク・フロイド、イエス、などはどこが素晴らしかったのか?
曰く、それまでのロックにはなかった文学性、複雑精妙な作品構成と高度な演奏技術が取り入れられ、全体にハイエンド・アートの世界の感動を創造することが出来た、ということです。

では逆に考えてみましょう。
音楽とは文学性が高く、作品の構成が複雑で、高度な演奏技術があれば、必ず心打たれる優れた作品になるのか?
ならないですよね。
単純でも良い歌は沢山あるし、小難しいばかりで、正直、聴きたくない曲も多い。

ヱヴァンゲリヲンそれまでのアニメと違ったのは、一筋罠ではいかない衒学趣味が横溢し、観るモノを驚かせる伏線に満ちていたことです。
それでもそれは衒学趣味がエライ!とか、突拍子のないストーリーなら、必ず感動する、というとこではないでしょう。
重要なのは話に熱があり、力が溢れ、観るモノを夢中にさせてしまうmagicが宿っているかどうかです。
例えば、美少女が廃墟のようなアパートに住んでいて(これだけで意外な設定)、裸を見られてもキャー、Hとか、お約束なことを言わない。
この空虚さ。
底の知れない虚無は、初めて見た時は衝撃でした。
綾波レイとは何者なんだ、という大きな疑問が生まれて惹きつけられましたね。
その上で水槽に養殖されているのを見た日には忘れられなくなりますよ。
ヒロインなんて唯一無二な存在だと思っているじゃないですか!

ゼルエルは強かった!
どうしても勝てない。
ああ、もうダメだと思った時のマリのビーストモード発動!
戦いへの強い意志に感動したよね。
最後はシンジ君が勝つのは分かっているんだけど、あの闘志には心動かされてしまう。

結局、どんな理屈をつけても物語にはギリギリの戦いがもたらすスリルが必要であり、魅力的なキャラクターがいるんだよね。

今回はそれが希薄だったと感じました。
後から振り返れば伏線となる衒学趣味とか、構成の妙はあるのでしょう。
でもミサトはあんなだし、シンジ君は可哀想なだけだし、その上後半はちょっとイタクなってしまうし、綾波は初期ロット過ぎるしね。
マリもなんだかオチャラケタ感じばかりが目立って、前回ほど魅力的に見えなかった。
戦闘シーンも始まったとたんに結果見える感じでね。
ラミエル戦でのギリギリのスリルとか、ゼルエルみたいなおっかなさがない。

そういうわけでフィクションとしてのパワーは落ちた、ということです。
ヴンダーとかヴィレとかいきなり言われても、こっちもシンジ君状態で、ちょっと待って、としか言えない。
でもやはりBDで通して観ると他の作品とは別格の力はある。

ここは落ちつてエヴァンゲリオンテレビ版を振り返ると、やはりフィクションとして文句なく盛り上がったのはゼルエル戦までなんだってことを思いだそう。

そうこの作品は今後も続くであろうヱヴァンゲリヲンシリーズのグレート・ローテーションを告げる作品なんだよ、きっと。
次からはシンと名付けられた作品になるみたいだし、きっと矛盾やら謎やらはどんどん解決され、キャラクターも魅力を取り戻すはず、と思っています。

まどかマギカから再びアニメ作品の王座を奪還出来るのか、今は敗れた名チャンピオンの復活を見守る気持ちですね。

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Theme : エヴァンゲリオン
Genre : アニメ・コミック

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