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オスカー・デ・ラ・ホーヤvsアイク・クォーティ@デ・ラ・ホーヤのmy favorite match

2013-05-04 | 22:34

ゴールデン・ボーイとして華々しく登場した後も、周囲の期待を裏切ることなく快進撃を続けたオスカー・デ・ラ・ホーヤ。
人生、期待されるのは簡単だけど、実現させていくのは大変だよね。
ただボクサーとしては、あまりに優等生的というか、万能的というか、個人的にはそれほど夢中にはなれなかった。

そんなデ・ラ・ホーヤへの見方が一変したのがこの試合だ。
行われたのは1999年だというからすでに14年もたっているんだけど、はっきりと覚えている。
最初はまあ、デ・ラ・ホーヤの防衛戦だし、クォーティも強いから観てみるか、という軽い気持ちで食事をしながらだったのだけれど、両者のファイトの素晴らしさに、居住まいを正して鑑賞し始めた。

今回、改めて試合を観てみると直線的なパンチだけが印象的だったクォーティには3パターンのジャブがあるのが分かった。
1)ガードの位置から一直線に伸びるストレートのようなジャブ
2)下げたガードからだすいわゆるフリッカー系のジャブ
3)少しフック気味の外から回ってくるタイプのジャブだ
この3パターンを状況によって打ち分ける。
1)は良く覚えていたし、米国の黒人選手なら2)も使うだろう。
ただ3)もあるのは意外だった。
普通の選手が外回りのジャブを使うと中途半端なモノになりがちなのだけれど、身体にバネがあり手の長いクォーティのは、相手のガードの外側から顔面に入って威力を示す。
序盤は若いデ・ラ・ホーヤが良く動き、パンチを当ててペースを握る。
状況が大きく動くのは6Rで、まずダウンを奪ったのはデ・ラ・ホーヤ。
倒された後のクォーティの表情が見どころで、それはメキシカンに対する黒人の意思を良く示している。
経済的に存在感を示し始めたヒスパニックに対しても、身体的に有利を主張するのは黒人である、と言いたげな顔なのだ。
もっとはっきり言えば、どんなに騒がれ人気があっても喧嘩に強いのは俺だというような矜持。
そしてそれはすぐにダウンを奪い返すことで証明される。
それからはクォーティのペースが終盤まで続く。
デ・ラ・ホーヤを圧倒するクォーティの、特に右肩前に鎮座している、いつでも飛び出す用意が出来ているグローブが凄く怖い。
アレが飛び出す時まともに喰らったら、それは終わりということなのだ。
そんなパンチを前にして12R、デ・ラ・ホーヤは再びダウンを奪う。

デ・ラ・ホーヤは僅差のスプリット判定をモノにする。
終盤のギリギリの勝負処で強いボクサーは、観る人を文句なく感動させる。
この後デ・ラ・ホーヤは負け試合ですら観るモノに何かを残す真の名選手へとなっていく。
これはそんな成長へと向かう大きな一歩だったと思うんだ。

ps
良い映画は何度見てもオモシロいように、こういう試合も何度見てもイイね。
良いプロスポーツは、やはり芸術なのだ。
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Theme : 格闘技
Genre : スポーツ

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