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夏・風・ライダー(上)高千穂遥@甘く美しい青春叙事詩第一章

2013-06-09 | 20:59

先日、私がひいた夏風邪に掛かったライダーの話ではありません。
夏・風・ライダー、です。
ポエティックなイメージの沸く表題ですが、その通りの鮮やかな青春バイク小説です。

冒頭、早暁の街に走り出す主人公とZ750RSの描写は美しく、ああ、若いって、オートバイを自由に飛ばせる自由ってイイなあというイメージが持続します。

一人の若者がバイクレースと出会い、町のバイク屋さんをメインとするレーシングチームが結成され、物語は群像劇となっていきます。

素人レースの話ですが、どんなことでも言うのとやるのは大違いで、詳細に取材されたレースへの道のりは長く、険しく、曲がりくねっています。
それでもみんな仲間たちと結束して一歩一歩実現へと向けて歩いていく様子が描かれます。
職はなくても若くって、バイクに乗れば速くって、彼女がいて、仲間がいて、サーキットやワインディングで風になれる。
なんだかすべてが羨ましいです。

私もこの主人公と同じような年の頃、街道レーサーに乗っていました。
今でも憶えているんですが、ある夏の休日の夕暮れに寄ったバイクショップで、みんながレースの話し合いしている処にぶつかったことがあるんですね。
濃くなった夕闇すら忘れたように、夢中になってミーティングをしている様子は、長く記憶に残って忘れられませんでした。

ただ個人的はオートバイでレースをやる気にはなれませんでしたね。
クルマで走るならサーキットってそんなに怖い場所じゃない。
公道でバカなスピード出しているよりむしろ安全なんじゃないか、というレベルですが、オートバイでサーキットを走るのは怖いよね。

観客として見ていても、一直線にストレートを走り切った後のブレーキング競争、コーナーでの鍔迫り合い。
私はスピード、かなり好きな方なんですが、あれは真似のできる世界ではない。

それでもこんな小説を読んでしまうと、ライダーでなくてもなんらかのお手伝いしたかったなあ、と思います。
もしもう一度若返れたら、下働きの一員になってでも、レースを観る側でなく、参加する側に立ってみたいな、なんてことを思わされますね。
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Theme : サーキット走行
Genre : 車・バイク

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