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夏・風・ライダー(下)高千穂遥@一瞬の夏、そして永遠の夏

2013-06-26 | 22:24

爽やかな青春ストーリーの趣きがあった上巻に比べると、下巻はいよいよ近づいて来る鈴鹿4時間耐に向けて、より本格的なオートバイ・レースの小説になっています。

一歩一歩進む耐久レースへの準備段階の描写は、リアリティに溢れかなり力の入った取材と体験が含まれているのではないか、と感じました。
まあ、レースを1本、やり遂げるのは大変だよね。
スピードが好きでも、私が結局近づかなかったのは、この現実について行けなかったからだ、と再認識出来ました。
そしてストーリーは苦い現実を織り交ぜながら、二転三転。
ツーリングに行って楽しいバーベキューをやって・・・そう、こういうことが待っているのが現実。

そしていよいよ本番のレースとなるのですが、伏線の生かしかたが巧かったです。
ああ、なるほど、こうきたか、という展開に、まずは拍手を送りたいです。
そう、こういう風にする以外、あのラストは不自然になるよね。
これも相当、実際のレースを体験、見聞なされたからこそ生み出されたストーリーだったと思います。
ラストの切り方もお見事。
そう、鈴鹿の夏は永遠であると同時に一瞬なんだろうな、と思う。

ps
作家、高千穂遥がいかに力量のある作家か、ということが分かる1作だと思うのですが、もうこの本は新刊では手に入らない。
バイク好きなら特に、相当オモシロイと思うんだけど、現実は厳しいですね。

私も古本整理していたら、未読の上下巻として出てきたので読んだんだけどね。
夏・風・ライダー〈上〉 (角川文庫)
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Theme : 鈴鹿8耐
Genre : 車・バイク

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