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NHKへようこそBOX1@岬ちゃんの存在は反証されていないが

2013-09-24 | 22:37

気の利いた題名に、展開の良い脚本(原作)、魅力のあるキャラクターと3拍子揃った作品でした。

主人公は大学中退4年目の引き籠りなんですが、そこに岬ちゃん、という女の子が現れて話が始まります。
引き籠りの様子がオモシロオカシク、時にリアルに表現されて笑わせるのですが、このアニメを観ても誤解しないように。
実際に引き籠っていても岬ちゃん(マジ天使)が現れることはありません。
それをより厳密に数学の定理風に表現すれば、「岬ちゃんが存在する可能性は反証されてはいない」、と言う程度です。
奇数の完全数、みたいなモノですね。
絶対に存在しない、と証明されてはいないから、何処かにはいるのかもしれないけれど、未だリアルで見た者はいない、という処です。

そこで無理して自分の岬ちゃんを見つけ出しても、引き籠りでは、告白即通報にならなければ御の字というのがせいぜい。
行動経済学の示唆する処によると、人間は希少確率を多めに見積もり、そこに掛ける傾向があるようなので気をつけましょう。

また五月蠅い音楽を掛けている部屋に怒鳴り込めば、懐かしい後輩で、ゲーム作りをすることになる、なんて展開
も絶対にない。
私はちょうどこの年の頃、喧しい音楽を掛けている部屋に押しかけて行ったら、真冬の夕暮れ時に、窓全開で炬燵にうずくまったまま、目の前に出刃包丁を置いた男がいた位でした。
後で聞いたらなんかご近所では有名な方で、自分の駐車場所に停めていたクルマの屋根に包丁を刺したりしたとかなんだとか。

それから妖しい関係をイメージさせる美人の先輩、というのも、ご自分を振り返って、高校時代にそういう先輩と二人っきりの部活でもやっていなければ、再会しようがありません。

そう、引き籠るんなら、このアニメから岬ちゃんと先輩と、山崎抜きの生活が続くのだ、と思って見ればそんなに外れてないかもしれない。
こんなサクセス・ストーリーとは無縁のドタバタアニメでも、それでも現実と引き比べたら夢のような事が起こり続ける。
岬ちゃんはどこにもいません。
その存在可能性は反証されてはいなくても、いることを前提にした生存戦略は取るべきではない。
ならば我々はアニメを観た後は立ち上がって、まずは「食器を洗うこと(←現実の面倒事の暗喩です)」から始めなければならないのだ。
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Theme : NHKにようこそ!
Genre : アニメ・コミック

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