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ライディング・ザ・ブレッド S・キング@巨匠手練れの中編、されどもう買わず

2013-10-17 | 22:04

大学生の息子に届いた母、緊急入院の知らせ。
母子家庭で育った息子は数々の思い出を胸に、深夜のヒッチハイクに乗り出して病院に向かおうとするが・・・というお話。

いうまでもなくホラーですが、その仕掛け方もストーリーもいつものように凡庸だ。
目新しいアイデアはなく、キングワールドではお馴染みガジェットばかり。
しかし圧倒的にオモシロイ。
読み始めれば目の前にありありとイメージが立ち上がり、読者は深夜の墓地を疾走するマスタングの同乗者となり、恐怖と葛藤と、愛と決意のドラマを体験することになる。
本当に凄い作家であって、思うのは、キングの書くどんなホラーより怖いのは、キング自身の才能だ。
その膨大な量と水準の高さを考えれば、彼こそが怪物と言わずしてなんだろう。
彼に最も近いのはモーツァルトだな。
水準の高さと作品量から考えると、それくらいしか思いつかない。

それでも実は私、彼の本はもう買わないと決意している。
これも図書館で借りたモノだった。
なんでそんな事になったかというと、アンダー・ザ・ドームを読んだ人だけ知っている日本人への酷い言いぐさ。
アンダー・ザ・ドーム自体は傑作だったが、やはりあの表現は引っかかった。
あれからキングの作品は読みたいけれど、買いたくないという矛盾した気持ちになってしまってね。
そう、あの1行でキングは気前の良い読者を日本で一人失ったんだよ。
だから図書館で借りることにした。
読みたいけれど買いたくないというアンビバレンツな気持ちは、これで解消だ。
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Theme : ホラー小説
Genre : 本・雑誌

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