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自助論 S・スマイルズ@てらいのない理想論!人生の指針に

2014-01-27 | 21:32

自助論、という題名にピンと来なかったのですが、良い本だ、と紹介されていたので購入して読んでいた処、上げられている例があまりにも古い!
次から次へとみんな古い!
おいおい、コレ何時出版された本なの、と後書きをめくってビックリ!
なんと1858年!に「西国立志編」という題名で出版され、福沢諭吉の「学問のすすめ」と並んで明治の青年たちのベストセラーになった一冊なのでした!
しかし1858年ってなんだよ、という話ですが、文章に関してなら現代語訳されているから大丈夫です。
そして内容は、なんでも甘々になってしまった今の時代に、どこまでも厳しくストイックで、かえって新鮮です。

著者は英国人で、当時の英国国民には、こういう自助の精神があったから七つの海を制したのだ、とされていますし、明治の時代に100万部も売れるような素地があったから、日本は抜群の勢いで近代化を成し遂げたんだろう、とも解釈出来ますね。
個人的に刺さった発言では、
「人間は、読書でなく労働によって自己を完成させる。つまり人間を向上させるのは文学ではなく生活であり、学問でなく行動であり、伝記でなく人間性なのである」なんて言葉です。
私は本を読むのとても好きです。
どちらかというと、働くより本でも読んで暮らしたい、
イイじゃないか、読書は高尚な趣味だろう、他人に迷惑も掛けないし、金も掛からない、なんて思っているとこがあったんで、見事にぶん殴られた感覚ですね。
そう、働くことに比べれば、読書なんで娯楽に過ぎない。
本だけ読んで訳知り顔になったって、そんなことで人間は練磨されることはないのだ。
「安楽で贅沢三昧の生活は、苦難を乗り越える力を与えてくれない。貧苦は決して不幸ではない。苦しみは人を立ち上がらせ、社会との戦いに駆り立てる。
人間の優劣はどれだけ精一杯努力してきたかで決まる。骨身を惜しまず働く以外に、自分を磨き知性を向上させ、ビジネスを成功させる道はない」
当たり前と言えば当たり前の、なんの新鮮味のない話だけど、この本に書かれていると、なんだか深く納得出来る。
著者が本気でそう信じているからだろうな。

明治の青年たちはこういう本を読みながら、激動期にある日本の中で、人生の困難と万一文字に切り結んだんだろうな、なんて思いを馳せると、時代を超えた共感がありました。

ps1
この本が置いてあるのを見て「自助論!」と言って驚いていた長女に、「良い本だぞ」と言った処、自分も読んでいると笑っていました。
意気込みだけは感心であって、親として嬉しかった。

ps2
文庫本もあるけど、こういう本は単行本で買った方がイイです。
教科書の副読本にしてイイんじゃないかな。
仕事で疲れた後に読むと、大変なのは自分だけではないのだ、と思いだせてくれてとても良かったです。

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Theme : 読書メモ
Genre : 学問・文化・芸術

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