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魔術的芸術;1 アンドレ・ブルトン著

2006-04-30 | 18:27

この本は1957年に限定版で発行された「カルト本」の再版です。
ブルトンはシュルレアリズムの理論的指導者でしたが、
この本はシュルレアリズムを越えて芸術の魔術的側面の全てを語ろうと試みた野心的な本です。

以下、覚え書きです。
1)ルネッサンスとは一つの完成というよりも、
中世の心性から近代的心性への移行によって引き起こされた苦悩に満ちた矛盾を体現するものだ

2)芸術的発見のプロセスは、意識的にせよそうでないにせよ、
高等魔術の進行の形と手段とに従っていると言い切ったが、大多数の場合このプロセスが高等魔術の形而上的ないし宗教的な諸願望の全体とは無縁でありつづけた。

3)宇宙的アナロジーは「不条理かつ挑発的な記憶のなかの神」を信仰する処まで流さ得る。

4)「魔術的」というただひとつの語彙が引き起こす議論の核心に踏み込むことは、
バベルの塔の最上層の揺れに身をさらすことである

5)魅力的な娘というものは、人が思う以上に本物の魔法使いである。
すべての精神的な接触は魔法の杖との接触に似ている。byノヴァーリス

6)魔術的とは魔術の儀式用の杖なくして
ユゴー、ネルヴァル、ボードレール、マラルメ、ロートレアモン、ランボーと同じ感覚を共有すること。

7)愛こそが魔術を可能にする原理だ。魔術は「それ自体としてひとつの意志にほかならない。その意志こそがあらゆる不思議、あらゆる秘密の大奥義であり、それは存在の欲望の求めに応じて作用する」byヤコブ・ベーメ

8)魔術的芸術の第一の側面が人類の揺籃期のうちに形成基盤を見出し、
第二の側面はいやます魅惑の力によって、目のとどく限りの未来を誘い込む。

9)原始の人間は観念の秩序を自然の秩序と同一視し、観念の秩序を制御することが出来る以上、
同じように事物を制御することも可能なはずだと想像した。
フロイトの「トーテムとタブー」1920年。
「魔術というアニミズム的思考方式の技術を支配する原理は、観念の全能性の原理である」
原始人においてその観念の全能性で世界を支配出来るという可能性の信仰は、自然な観念であり、彼等は経験から自然が人のようにふるまうことに「投影」を活発化させるのである。

10)原始の死に絶えた魔術的信仰の残滓を持ち続けるのが詩人や芸術家である。
「高等魔術の教義と儀礼」を表したエリファス・レヴィは、19世紀のオカルティストでありマラルメ、ボードレール、ランボーが影響を受けました。

芸術における秘教」byV-E・ミシュレ
「隠秘学は、あらゆる文学が従う純粋な予兆の始まりであり、精神のまっすぐな奔出である」

以上、39pまで。読みにくいです。私のアタマでは箇条書きでお伝えするのが精一杯。

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Theme : 芸術情報
Genre : 学問・文化・芸術

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