全仏オープン前半概観:美しきフェデラーとドラゴン・ナダル、運命の行方は?

2008-06-01 | 15:22

のろくさい赤土のコートに意地の悪い観客、テニスのグランドスラムの中では一番嫌いな全仏が始まりました。
あまり見ていないのですが、さらっと見た範囲での感想と今後の展望、希望を書きます。

1)シャラポワは上り調子になれるのか?
2回戦を見たのですが、散々だったらしい1回戦よりマシのようだったものの、出来はかなり悪いですね。
もともと美しいテニスをする選手ではありませんでしたが、今大会は特に酷い。
それでもシャラポワの試合を見るのは、あくまで自分の運命と戦うワルキューレのような闘争心、意思の力に感動出来るからです

ただそうは言っても限度というものがあり、この出来だと応援する気も失せるかも・・・
3回戦以降の調子が鍵でしょう。
それでも今回用意された、濃紺のシックなウエアとコーディネイトされたティファニーのアクセサリーは見せますね。やっぱりビジュアル面は抜群です!

2)アナ・イバノビッチは優勝か
ブレイクして1年がたち、プレーに非常なる安定感が出てきました。
ショットの切れ、試合の流れを作り出す構想力、共に大きく進歩していて潜在力が開花しています。今なら一番優勝の可能性アリ、と感じます。
課題は去年エナン戦で見せたようなメンタル面でしょうね。

3)ドラゴン・ナダル
ダイジェストでベストショットのみを見たせいでしょうが、地の利を得たナダルはまさにドラゴン。
赤土に燃える龍の迫力です
極太の腕が振り切られると、打ち出されるボールは強暴な生命を持つもののように、うねり、まさしくそれは炎を吐く龍のよう。
ジョコビッチ戦でどう戦うのか注目します。
フェデラーがテニスの大天使ならジョコビッチは小天使。
ジョコビッチには、露払いの役回りを期待したいです。

4)大天使フェデラー様の戦略は、チェスのごとくに「逆を行くこと」でした
本来シャープなボールが持ち球のフェデラーに、球足を殺す全仏のレッドクレーは大きなハンデです。それでは3回戦、アンチッチとはどう戦うのかと見ていたのですが、フェデラー様の採った戦略はあくまで相手の逆を突くこと。
相手の逆を突くなんて、言うだけ、考えるだけなら簡単なんですが、あっさり実行出来るのが、テニス界の大天使ロジャー・フェデラー様ならではで、もう完璧。
クロスで振って、ダウンザラインに決める。ネットを取ればドロップ・ボレーを落とす。
こうやってこうやるとこうなるからこうする・・・
なんだかテニスというよりチェスを見ているようでした


この選手を現役で見られるのは幸せです。
真に優れたアスリートは芸術家ですから。

決勝は、女子はアナvsシャラポワで。
男子はドラゴン・ナダルvs大天使フェデラーが見たいです。
大天使はいかにしてドラゴンを倒すのか?あるいは倒されてしまうのか?
全英や全米みたいに絶対フェデラーに勝って欲しい、という大会じゃないから、その点は気軽に見られるのが救いですかね。

Theme : ☆テニス☆
Genre : スポーツ

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